当圃場の生育差はあまりにも差があり、当初は違う品種ではないかと疑ったほどであった。更に、驚いた事は、施用区の方が無処理区より定植が約1週間遅かったということである。当圃場は6月上旬に定植後、曇天が続き、更に大雨により1日半、浸水する事態となった。元々、過湿に弱く、一度、根痛みを受けると回復に時間を要する白ネギではあるが、「オキソパワー5」の施用区は、過湿の影響による根痛みが回避され、順調に生育したものと推察する。

　本商品は水はけの悪い粘土質の土壌で威力を発揮すると考えていたが、当圃場のような砂地圃場でも十分に効果が発揮されていることが確認できた。白ネギは天候の影響を受けやすい露地生産品目であること、また長期間の栽培を要し、また土寄せなどの根にダメージを与える栽培管理も行い、過湿に弱い品目という事から、「オキソパワー5」の特性がピッタリと当てはまる。

　全面施用を推奨とするが、植え穴施用や土寄せ時の施用により、コストを抑えながらパフォーマンスを維持する方法も必要と考える。いずれにしても白ネギには絶対にオキソパワー5がおすすめである。