夏秋トマト産地 「オキソパワー5」比較調査 初期活着促進・葉先枯軽減

2021/02/09
オキソパワー5
病害軽減
果菜類
トマト / 岡山県 岡山県高梁市
試作者:
状況:基礎試験
土質:黒土
調査日:2021年4月20日

中国地区最大級の夏秋トマト産地にて「オキソパワー5」の試験を実施。 桃太郎トマトが抱える夏場の問題にオキソパワー5が貢献!

  • 左:オキソ施用区 気温変動が激しい年だったが、活着がスムーズに行えた

  • 下段:オキソ施用区 樹勢が安定し葉先枯れの発生軽減

 トマトは果菜類の中でも果実への栄養転流率が高く約70%近くとも言われている。特に桃太郎は味が濃く、葉先枯れなどのカリウム欠乏症が多いことから果実に栄養が集中しやすい傾向があり、樹勢管理と果実転流のバランスを整えることがポイントになる品種である。

 当地は冷涼で寒暖差のある気候と豊かな水をウリに、味にこだわった桃太郎栽培に力を注ぐ産地である。しかし、昨今夏場の温度上昇はご当地でも同様の問題となっており、高温期の収穫安定が課題となっている。

 複合的に解決を図る必要がある問題ではあるが、「オキソパワー5」には持続的な酸素供給によって発根が促され、着果負担の軽減に繋がればとの考えで、試験を実施した。

 結果は仮説の通り、初期の活着促進、持続的に樹勢が安定、葉先枯れの軽減など根が動く事による影響が確認できた。ただし、従来よりも吸肥力が高まり、施肥量によっては強勢に進みすぎる傾向が確認された。導入の際には施肥設計(特に元肥量)を調整する必要もある。

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