その要因は、
- 根を構成する細胞も呼吸をしており、酸素が不足すると根の生育が十分進まず、生育が遅れます。
- 集中豪雨等で降水量が土壌の排水性を上回り、滞水することで根が窒息して根腐れが発生します。
- 土壌中の酸素濃度が低下すると、肥料の吸収率が下がります。
タキイ種苗は、『持続型酸素供給剤 オキソパワー5(オキソシリーズ)』を2017年7月に発売に致しました。 オキソシリーズは、製品が土壌中の水分と反応し、酸素が発生するというシンプルな商品で、おかげさまで全国各地のさまざまな品目で導入を頂き、ご愛顧を頂いております。 この度、各地の施用事例を紹介させて頂くために、ブランドサイトを立ち上げる運びとなりました。より一層、安定した栽培や収益向上に貢献できるように努めてまいりますので、引き続き、オキソシリーズをご愛顧頂きますようお願い申し上げます。
「オキソパワー5」を施すと、
目に見えて生育が違う等、
全国の産地から様々な効果が
報告されています!
『酸素供給剤』は、その名の通り、土壌に酸素を与え、土壌環境の改善に役立つ製品です。
土壌中の酸素濃度低下は、根の養分吸収に影響を及ぼします。土壌中の酸素濃度が大気中とほぼ同じ20%の時の窒素、リン酸、カリウムの吸収量を100とすると、酸素濃度が2%(低酸素状態)まで下がると、それらの吸収量は半分にまでなってしまいます(第2図 グラフ参照)。
健全な根の機能を維持するためにも、安定的に酸素を供給することは必要なのです。
『オキソパワー5』は、産地や生産者の高まる需要をもとに
タキイ種苗が企画し、保土谷化学工業が開発・製造した商品です。
従来の製品より、効果が長期間に持続することから、植え付け後に梅雨や秋雨をまたぐ作型、排水不良になりがちな水田裏作やしまりやすい圃場、植え付けから収穫までが栽培期間が長いイチゴ、アスパラなどの品目での需要が期待されます。1000㎡あたり、4~6袋(1袋10kg)を土壌へ均等に散布し混和することで、製品が土壌中の水分と反応して、酸素を供給します。
1袋(10kg)当たり約320ℓの酸素を約1カ月供給。
1袋(10kg)当たり約400ℓの酸素を約3カ月供給。
1袋(10kg)当たり約400ℓの酸素を約5カ月間の長期にわたり供給。
1本(10kg)当たり約200ℓ酸素を供給。持続は1日程度。